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怖かった話   前編

kage

2012/06/27 (Wed)

teasingtuesday058.jpg  もう2年ぐらい前の話で、事故保険が関係してたんで、今まで話せなかったけど、もういいだろと思いますんで話します。

 ちなみに自動車事故は筆者(fanta)が運転し、信号待ちで停まっていたところに後ろからガッツーンと追突され、fantaは救急車に生まれて初めて乗ったってなことで、fantaには全く過失が無く、医療代も車の修理費も全部向こう持ち。

 話の本題はそこ(自動車事故)じゃないんですよ。この日(自動車事故に遭った日)は、3つぐらいの話が並行していて、全部言うと長くなるので、1つだけに絞ります。
 ただ、この3つぐらいの話は互いに絡み合っているので、別の話がちょこちょこと入ってくるけどご容赦ください。
 『怖かった話』はこの事故じゃないんです。怪我は肩こりぐらいで済んだ。車はバンバー、ペシャンコなったけど(直した)。

 この日はシトシトと雨が降っていた。プールに行こうとプールに着いたが、ネットで休館日をチェックし忘れで、休みだった。
 せっかく今日はカメラを持ってるんだから、そのままひとけの無いところに行って、セルフ写真でも撮ろうかと、森林公園の方へ。

 『前に撮った場所でいいところあったなぁ・・』とその場所を車でグルグル探すが、なかなか見つからない。
 ふと見ると、狭い坂道で、道路に丸い滑りどめがまぶされている道、『狭い道だがしっかりしてるのでどっかに出るだろう』と、その狭い坂道に入って、登って行きました。

 道路は舗装されてるが、普通自動車が通るのにギリギリ。左は山の崖(ブロックの壁だったような・・)、右は腰の高さぐらい白いガードレール。
 ガードレールの向こうは、ほぼ垂直の下への崖(ビル4階分ぐらいではなかろうか)。左右には側溝がある。
 つまり車体ギリギリでちょっとでもハンドル操作を誤れば、側溝にタイヤが落ちて身動きできなくなる。

 『まあなんとかここを切り抜ければ、開けたところに出るだろう』と思い、慎重に坂道を上がっていく。この時点では怖いとは思わない。どちらかと言うと戦闘態勢の心理ですね。

 ゾー!としたのはその後、坂道を上がり切ったところで、その先に道が無い。その先は、リンゴだか栗だかみかん(聞いたことないが)そんなような木が生えている林だ。

 途方に暮れましたよね。車運転する人なら分かるでしょうが、行きに坂道を側溝に落ちないようにギリギリで上がって来て、Uターン出来ず、このまま、バックで下り坂を戻ることがいかに困難であることか。
 車、運転しない人にも分かるように、詳しく言うと、まず下り坂のバックでは、「側溝が見えない」、「バックはハンドル操作で方向の微調整が大変難しい」んですよ。

 大抵こういう場所にはUターンのスペースがあるんだけど、ここには無かった。
 どうしたと思います。開き直りましたよ。
 『すぐになんとかしようとしたら側溝に落ちて最悪の結果になる』と思いましたね。
 じゃあ、せっかくだから、ここで降りて、写真撮ろうと思いましたよ。

 丁度、はるか下の道の水銀灯がこの坂の上まで照らしてる。デジカメの夜間モードでギリギリ写る明るさだ。
 坂道に車しっかり停めたまま、車の中で服全部脱いで、裸足になって、運転席側のドアを開けた。
 足元は側溝、右は腰までのガードレール、その先は垂直の崖だわ。これは怖かったですね。高所の怖さですね。一歩間違えれば素っ裸のまま落ちる。

 裸でカメラだけ持って、落ちないようにガードレールに体重預けて、車の前に出て、カメラを車のフロントに置いて、タイマーで2枚写真撮りました。
 3枚目を撮ろうとした瞬間、ふと見ると3mぐらい先、車の左前方1mくらいのところに、石塔があるじゃないの。あとで調べましたが、石塔とは供養塔、お墓、奈良時代、鎌倉時代からあるらしい。

 いずれにしても、「ヒッ!」って感じですよ。怖い状況の中ギリギリの事やってるところに、『これはバチあたりかも』な状態で、『さっさと退散すべし』と思わされましたね。
 すぐに車に戻って服を着る。と言ってバックは出来ないから、冷静に考える・・・。

 『あそこの少しのスペースまで前進し、あの木のところまで少しバックして、ハンドル切り返して、別の木のところまで・・』とか、微妙なUターンの計算をしましたね。石塔に絶対に当たらないように・・。
 ちょこちょこちょこちょこと車を動かして、やっと、下り坂に向けて車を前方にすることができた。
 あとは、側溝に落ちないよう下り坂を降りるだけ。
 バックと前進じゃ全然違いますよ。側溝は見えるし、ハンドルの微調整も効く。

 細い坂道を脱出して、普通の道路に出た。誉めてやりましたよ、自分の車を、「よくやった!」って、声に出したと思う。
 さて、この20分後に、追突、救急車、救急病院。
 「うわっーーーーー!」と、病院中に聞こえるような大声を出すことになったのは、この後なんです。これまで話したことが完全に関係してるんです。
 それが、この話のメインなんですが、思いがけず長くなりましたので、後半に続きます。

 写真は全く本文とは関係ありません。イメージですが林はこんな感じで、fantaも数分間はこんな感じだったのは確かですね。。

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