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スウェーデン その7 スウェーデンのゲイ雑誌.

kage

2013/05/12 (Sun)

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サイト『KOM UT』より
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Stockholm, SwedenQX GayMap
 スウェーデン記事、第7弾です。まず2002年当時の筆者(fanta)の記事をそのまま、後述で現在(2013年)の感想を言います。今回は原稿を書いた順に出します。

●スウェーデンのゲイ雑誌
 しっかりしたゲイペーパーを2紙見つけました。『KOM UT』は32ページB4版、一部カラー。内容豊富で、インタビュー、ゲイ施設広告、団体の広告も多くリブ的色合いの濃い印象。『QX』は32ページA3版、ほぼカラー。『KOM UT』と紙面づくりは似通っているが、裸の写真も多く(数点)娯楽的色合いが濃い。SONYやKLMなど大手企業の広告が載っている。両紙とも無料。ショップやバー、クラブに置いてありました。
《『KOM UT』、『QX』写真》(と2002年の記事には書いてあります)。

***** 2013年の感想

 当該雑誌は当時実際に手に取って、持って帰って、原稿用に写真を撮ったんだろうと思います。今現在(2013年)手元にないですね。10年以上前の雑誌を探して見つかったとしてもあまり意味がないと思いますので、改めてネットで『KOM UT』と『QX』を検索しました。

 『KOM UT』はすぐ出てきまして、グーグル翻訳によるとスウェーデン語ということですので、サイト『KOM UT』これが、当時の雑誌を元にしているサイトであると受け止めてよろしいでしょう。スウェーデン語なんでちょっと分かりかねますが・・。

 『QX』+gayで検索するとまず、「ロンドンのゲイマガジン、QX」というのが出ましたが、その下の方に、「Stockholm, Sweden | QX GayMap」とありましたので、こっちが筆者(fanta)が当時ストックホルムで見た、ゲイマガジン『QX』と考えた方がよろしいでしょう。

 ゲイマップはゲイが観光で訪れる都市には必ずあって、広告で無料ペーパーにしている場合が多いですね。ストックホルムはギリギリ適用(人口等の兼ね合いなど)ってところじゃないでしょうか?
 世界一のゲイタウンだった新宿2丁目にも2000年ごろゲイマップを目にしましたが、今どうなんですかね?行ってないからサッパリ分かりません。2丁目自体が廃れてるという話もあちこちから聞きます。

 2002年当時の記事に、「両紙とも無料。ショップやバー、クラブに置いてありました」と書きましたが、具体的ビジュアルとして思い出せません。ショップやバーの記事を出す時に思い出すかもしれません。

写真は、『KOM UT』、『QX』より。

邦画2本、『桐島、部活やめるってよ』と『黄金を抱いて翔べ』

kage

2013/05/02 (Thu)

fhou22012081706_1_thum500.jpg DVDレンタルで直近で見た2本です。初め『桐島・・』貸し出し中で、『黄金・』を借りて、返しに行ったら、『桐島・』があり借りたというところです。

 2本とも大変良かったです。その”良かった”も相当レベルが高い。『黄金・』に主に話を割きたいので、先に『桐島・』行きます。

●桐島、部活やめるってよ

 評判通り、いい作品ですね。各俳優、演出にソツがない。上手さを感じさせないほど自然。神木くんも魅せるが、神木くんが特出してないのも高評価です。

 まあ、高評価のいろいろは、他の方がブログ等でおっしゃられているので、ここでは、筆者(fanta)なりに気になったところを・・。

 神木くんが(意図せず?)オネエ走りになるシーン(ネットでは「オカマ走り」と言われてる)は、話の中身としては違和感ありですね。演出でああしたとはとても思えません。

 もしくは”イケてない男子”の走りを演じたらああなっちゃった? 地が出ちゃったってのがホントのところじゃないだろか? 神木くん・・。

 この作品、fantaも手放しでお勧め。次の1行、バレても問題ないネタバレあります。
 本作観賞当初から、”桐島”という人物は、最後まで”役としては登場しない”ってことを知って見た方がよろしいと思います。その方がこの作品の本質を楽しめると思う。

 「桐島、部活やめるってよ」という情報から広がる小さな波紋、大きな波紋、その波紋が間接的に引き起こす心の揺れのリアリティですよ。

●黄金を抱いて翔べ

 妻夫木、浅野、溝端、桐谷、チャンミン(東方神起)、西田が、金塊強盗を企てる話。予告編のイメージとは全然違います。暗いすさんだ話です。それがとても良かったです。

 後でネットの評で知ったのですが、チャンミン演じるモモと妻夫木演じる幸田との間に原作では同性愛的な心情があるとかないとか・・。映画でもこの2人のシーンはとても色っぽいです。

fhou1img_1040434_44431879_0.jpg さて、他の人もどんな高評価をしているだろうとyahoo映評を見たらビックリ! ★ひとつの罵詈雑言ばかり。それに反発して筆者(fanta)は、思わずyahooレビューを書きましたよ。それはこれ。
 まあ、この作品についてfantaが言いたいことは、yahooに書いたので、ここでは言いません。

 が、ここまで、この傑作(あえて傑作と言います)が叩かれる訳は何なんだろう? 確かに話は分かりにくく、予告とイメージ違うなど、鑑賞者の期待を裏切る要素は有るが、目についたのは、井筒監督への誹謗中傷だよな。

 fantaが学生時代、井筒監督がピンクの時代、セカンドだかサードだかの助監督の話がfantaに来て、『そんなもんたまらんわ』と思っていたfantaは、友人(ノンケ)にその話を廻しちゃったんですよね。

 友人はその話を受け、井筒監督の助監督の現場を体験・・。相当非道なことをされたとのことで、後で文句タラタラでしたね、友人。

 その後、井筒監督は公共物器物破損(つまり街で暴れた)だかで逮捕。とにかく紳士じゃない訳よ。その後、不注意でキャストを死なせてしまい、裁判、賠償金。在日系の映画製作会社からの支援、その会社の破産。並行してTVで吠える。まあ簡単に言えばヤクザな人、ヤクザな半生。そういうもんなのさ映画製作って。基本的には。

 ここまで鑑賞者に攻撃されるのは、まあ簡単に言えば人徳が無いってことなんだと考えるしかない。

 そういうヤクザに『ヤクザだ!ヤクザだ!』ってなに騒いでるんだろう?って感じですよ。集団芸術である作品は傑作じゃないか? 作品はそれが全てだろうよ。

写真は、『桐島、部活やめるってよ』と『黄金を抱いて翔べ』。