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 『ハングオーバー!!』と『アイ・アム・キューブリック!』

kage

2012/07/23 (Mon)

lee.jpg  今回もただの日記です。「いままでやった人は忘れたシリーズ」や「ハッテン場でやったことシリーズ」もそろそろ次を書いてもよろしいとも思うんですが、すぐに思い出すことも無く、無理やり思い出すのも脳に悪いと勝手に思ってるので、ひねり出すのはやめときます。まだネタあるはずなんですけどね。

 ということで、最近の日記。
 昨日の深夜、WOWOWで映画『ハングオーバー!! 史上最悪の二日酔い、国境を越える』をやっていた。

 始めの方の途中からたまたま見て、あまり興味無かったんですが、「タイ人の16才の少年を探してるんだ!」ってなセリフで、『その少年はどういう役者が演じてるんだろう?それ見て見よう』と思って見ていたら、けっこう面白い。

 結局、『少年を探すこと』で話を引っ張っていて、やっと終盤に出てきました。なかなかいい感じです。

 この作品、西洋人から見たバンコク情緒満載でけっこう良くできてる。途中、ニューハーフへのゲテモノ扱いが気にかかるが、まあ、もともと差別ネタ満載なので、まあいいでしょう。

 西洋人のバンコクイメージで気になったのは、これはネットなんかでもそうなんだけど、残酷スプラッターネタを「バンコクだから」みたいなところ。

 『BANGKOK』絡みでネット検索すると、多分、アメリカのサイトで、事故死体画像とか出てくる。どうもアメリカ視点だとそういうイメージあるみたい。ベトナム戦争時、タイが保養地になっていたことが関係しているのかどうなのか?

 と、ここまで書いて、その少年を演じた俳優を検索したら、『ブロークバック・マウンテン』などの映画監督アン・リーの息子、メイソン・リーということです。台湾系じゃないですか。
 写真はネットではそれらしいのが無いので、予告編からキャプチャーしました。

 『ハングオーバー』1作目は見てません。だってオヤジが酔って馬鹿をやる話なんて見る気しませんもん。
 1作目が上映時、チンコ丸出しだったという話も、興味無かったですが、この2作目もチンコ丸出しシーンが多くあり、TV放送なのでボカシになっていて、『ありゃ残念』と思ったのは事実です。

 意外や意外、高度なカーアクションがテンション高かったです。終盤のタイポップらしいバンドも良かった(途中で止められちゃうんだけど)。次の放送時は録画しますわ。

 さて、『ハングオーバー!!』で文が長くなっちゃいましたが、最近の筆者(fanta)のお気に入り映画は、『アイ・アム・キューブリック!』。

 『2001年宇宙の旅』などの世界的映画監督、スタンリー・キューブリックに成りすまし、イギリスでせこい詐欺をやっていた実在の詐欺師をコメディにした映画が『アイ・アム・キューブリック!』。日本未公開、DVDで出てる。

 何が面白いかと言うと、詐欺師を演じたジョン・マルコヴィッチのゲイ演技。また、ゲイバーなどにいる俳優のゲイ演技。
 これね、確かに誇張はしてるんだけど、欧米の演劇界の懐の深さを感じますね。本当にゲイらしいところを上手く表現している。

 これ昔の邦画なんかだと、2丁目から本物連れてきて、演技がまるっきしダメとか、逆に俳優がゲイを演じてもオカマ、オネエになっちゃうんだよな。まあ、ここらへんの表現の上手さですよ。『アイ・アム・キューブリック!』の優れたところは。

 話自体は中途半端ですが、エピソードそれぞれが面白い。マルコヴィッチ演じる詐欺師をニイちゃん(イギリスでは有名人らしい)が逆にやりこめちゃうところなんて最高ですわ。買うか借りるか、fantaお勧めです。

 写真はメイソン・リー。

ジョン・バリーばかり聞いている

kage

2012/07/10 (Tue)

asianguygym31.jpg  このところ当『ファンタダイアリー』、筆者(fanta)にとってはディープな話題ばかりでしたので、ちょっと気を抜きます。単なる日記として書きます。

 バンコク・某国旅行から帰って来て、忙しいということもあったのだけれども、スポーツセンターには行かずじまい。
 このスポーツセンター(つまりジム)に行く行かないは、パターンがあって、行き始めると行く、止めると行かなくなる。
 そのきっかけは「なんでもいいんだ」って精神科医は言っていましたね。

 うつ期にこのパターンにはまると、パタッと行かれなくなっちゃう。今回のfantaの場合は、もちろん旅行及びその後の疲弊感ですよ。
 それがまた先週から行き始めた。多分続くと思う。精神状態はまあ良くなってきてるんだと思う。

 だってさ、うちに居る時、何してると思います? レコード聞いてるんですよ。
 『レコード聞くのが何か?』と思うでしょう。ごもっともです。あのですね、うつの時は、面倒くさくってレコードなんてとてもじゃないと聞けないんですよ。

 レコード棚からLP引っ張り出して、プレーヤーの上のお盆をどかして、スピーカー切り替えて、レコードをセットして、針を落として、片面ひっくり返してなんて、うつの時はできない。それが今できてるんだから、まあ、良くなってるんだと思う。

 ジョン・バリーばかり聞いてますよ。
 『ジャン・バリーって誰それ?』って思う人も多いでしょうけど、まあ、分かりやすいところで映画007シリーズの作曲家ですが、有名な『ジェームズ・ボンドのテーマ』自体の作曲はジョン・バリーではない。ジョン・バリーは編曲です。そのパンチの利いた編曲で大出世したという訳。2011年1月に77才で亡くなっている。

 大衆的なヒット曲は、『007/ゴールドフィンガー』(64年)ぐらいしか思い当たりませんね。『野生のエルザ』(66年)他でアカデミー作曲賞などいろいろ賞は取ってるけど、一般的には『ああ、聞いたことある』程度じゃないでしょうか? まあ、マニア向けですよ。ああ、『死亡遊戯』が知られていると言えばそうかも。

 とにかくfantaは中学時代からジョン・バリーが好きでね、ずーっと聞き続けて、買い続けてる。
 何が良いのかと言うと、ダークな雄大さかな?

 今日もすでにLPで持っていてCD-R焼きもしている『ブラックホール』のCDをアマゾンで買ってしまった。4千円ほど。高いのに・・。何故ならLP盤より20分長いという情報を耳にして、さらにはamazon-jp の「在庫1枚」(本当なのかどうか?)を目にして、ほぼ衝動買いですね。

 スポーツセンターに話を戻します。ほぼ3ヶ月間、トレーニングしてなかった訳ですが、身体がその間、どうなったかと言うと、何と痩せてる。旅行行く前の66キロから、61キロに落ちた。単純にあまり食べないのと動かないので、脂肪と筋肉が同時に落ちてるんだと思う。初めてのパターンです。

 案の定、ジムで以前持ち上げられてたウエイトが、持ち上げるのにきついきつい。筋肉が落ちてるのは明白。少しウエイトを落としてやり返し始めていますよ。以前はダイエットだったけど、今回は筋肉付けに集中できますね。

 写真はここよりイメージです。本文とは関係ありません。

J・エドガー

kage

2012/07/02 (Mon)

jed.jpg  単なる映評では、この『ファンタサイケダイアリー』としては芸が無いので、この作品、無視しようと思ってましたが、脚本のダスティン・ランス・ブラックのWikiを読んで書く気になりました。何故ならダスティン・ランス・ブラックが、『ミルク』の脚本家でもあることを知ったからです。

 クリント・イーストウッド監督最新作品『J・エドガー』に対するモヤモヤした釈然としない印象の原因が、このダスティン・ランス・ブラックの脚本とクリント・イーストウッド監督とのミスマッチにあることを確信しました。

 まず、映画『J・エドガー』について、この映画は、アメリカFBIを作り、50年近く長官として君臨したジョン・エドガー・フーヴァーの公私を描いている。
 面白かったかどうかと問われれば、20代から老人になり死ぬまでのジョン・エドガー・フーヴァーを老けメイクで見事に演じきったレオナルド・ディカプリオが、面白くってしょうがないですね。

 結局、この映画は何を言いたいかと言うと、なんだか分からない。結局”老人ゲイラブストーリーなのかどうなのか?
 イーストウッド監督に、それをやりたかったのかと問うならば、「いや、俺は脚本に書いてあることをしっかり撮っただけだよ」と言うと思うんですよね。

 つまり、脚本のダスティン・ランス・ブラックが偏向してるんですよ。ハッキリ言って。
 ダスティン・ランス・ブラックは、この作品を”クローゼットゲイのラブストーリー”として書いてる。『ミルク』の脚本家ならさもありなんです。『ミルク』も主演は光ったが、内容は偏向したゲイリブ映画だと思いますからね。

 じゃあ、その”クローゼットゲイのラブストーリー”が感動を呼ぶのかといえば、呼ばない。魅力も無い。
 それは、監督がそこに魅力を感じていなかったからだと思う。
 特典(ブルーレイで見た)で、「クリント・イーストウッドは、特に強調していない」ってなことを言ってる。

 ダスティン・ランス・ブラックのWikiを読んで呆れたわ。なにが「近所の少年に慕情を感じて悩んだ」だ? 自分のセクシャリティを売り物にしてるとそのうち息詰まるよ。

 まあ、想像するに、「フーヴァー長官は、ホモセクシャルである」という指摘が以前からあり、その人物の伝記の脚本を書くならゲイ映画の秀作を書いたダスティン・ランス・ブラックが適任であるということで、彼にお呼びがかかったのではないでしょうか?

 つまり、お呼びをかけたのは、クリント・イーストウッド率いるマルパソ・プロダクションズであり、まあ、いかにもノンケらしいストレートな発想だなと思う次第です。
 イーストウッドは昔からそういうところあるからね。「ゴー・ヘッド!」ってなところ。

追伸・ああ、「ノンケの会社でセクシャリティを売り物にして働いていたゲイ」は、自分自身でもあったなと、今、気がついた。写真は『J・エドガー』より、レオナルド・ディカプリオ。

怖かった話    後編

kage

2012/06/29 (Fri)

paintedbodies.jpg  怖い話はサッサと終わらせちゃいましょう。そんなの全然怖くないってな人も居るでしょうけど・・。

 前編からの続きです。

 森林公園から20分ぐ、後ろからいきなり追突、救急車、救急病院、ここら辺、細かいこと言わない。話ごちゃごちゃしちゃうから。

 ああ、救急車が現場に来て、「オカマ掘られたんですね?」と筆者(fanta)に救急隊員が訊くから、「後ろから追突されました」って言いなおしましたよ。
 ゲイのfantaが「はい、オカマ掘られました」ってシャレにならんわ。

 まあ、とにかく、救急医療施設がある病院。後ろから真っ直ぐに追突だから、首、背中、頸椎。
 実はfantaは、だいぶ前に頸椎の手術をして、首に人工の骨が5本入ってる。それに異常が起きたら大変なんでね、それを救急隊員に伝えて病院着いたとたん、MRIだったかCTスキャンだったか、すぐにマシンに服を着たまま横になって検査。

 fanta自身も興奮状態だったから、ここら辺、あまり覚えていないんだけど、すぐにフィルムが出来上がって、診察室へ。
 診察室には若い男性医師。30才ぐらいか? fantaと一緒にフィルムを見ながら、
 「確かに手術してますね。手術以外は特に問題ないみたいですね」ってな会話。

 手術の個所は、この医師よりfantaのほうが詳しい。ハッキリ写ってはいないが、人工の骨は折れてはいないみたいだ。
 fantaの人工の骨は、普通の人のとがった頸椎(首のところ普通の人はとがっているでしょ)とは違って、1本1本が横に真っ直ぐ縦に5本並んでる。

 「これがバンバーの役目をしたのかもしれませんね」ってなことを医師が言う。
 『そうかもしれないな・・』などと思ってると、fantaの足元にポトリとレーズンみたいな黒いモノが落ちた。医師とfantaの間、病院のスリッパを履いているfantaの左右の足の間だ。

 「これ何ですか?」とfanta。
 「ゴミじゃないですか?」と医師。
 身をかがめて、そのレーズンみたいなモノを触ってみた。触った感触は、縮みあがった金玉のちょっとゴワゴワした人肌のような感じ・・・。

 触って3秒ぐらいしてからか? そのレーズンから角が突き出して、ナメクジのように動き出すではないの!?

 「ヒルだ!」と半ば叫んで、『このヒルはfantaの身体から落ちてきたのは間違いない!』と思い、「先生!すいません!ちょっと全部脱ぎますから、身体にヒルが付いてないかどうか見てください!」とすぐに脱ぎ始めた。

 森林公園で露出の後なんで、『あっ!パンツ履いてないや』と思ったが、ヒルが身体についていたらたまらん。
 「パンツ履いてませんので・・」と言って、上下脱いだ。
 タマの裏とか、ケツの間とかも見てもらう。「大丈夫ですよ」と医師。

 それまで、若い看護婦さんが居たことに気付かなかったが、その若い看護婦さんが、「靴下も脱いだ方がいいんじゃないですか?」と言う。

 『そりゃそうだ』と思い、左の靴下を脱いだ・・・。
 足先から踵にかけて、黒いモノがビッシリと・・・。

 「うわぁーーーー!!」っと、これでもかという叫び声あげましたよ。
 慌てて足を思いっきり振って、2,3匹のヒルが、診察室のどっかに飛んでった。
 何事か!?と、別室で待機していた救急隊員3人も診察室に入って来た。

 当然、右足の靴下も脱がなきゃいけないね。左足にヒルを残したまま、右足の靴下も脱いだ。
 右足には、黒いヒルがペッタリと4匹ぐらいいました。足からは血も出ていて、ヒルの黒と血の赤で両足染まってる。
 右足の時は、叫ばず、ボーゼンとして、「こりゃ、ホラー映画だな・・」と宙を見てつぶやきました。

 確か医師が、「どうしたらいいんだ?」ってなことを言ったと思う。
 fantaは素っ裸で、「某国では確か、何とかの葉っぱをつければいいんです」ってなことを言う。
 医師は、「何とかの葉っぱなんて無いから・・」と言うと、救急隊員が、「塩だ!塩!」と言う。

 若い看護婦さんが気丈にも、塩水の入ったビニール袋を持って、ピンセットで、fantaの両足のヒルを1匹1匹と、診察室に飛んだ数匹を摘まんでビニール袋へ。1匹なんてfantaの血で丸々と太って、大きめの百円ライターぐらいの大きさになってたね。全部で8匹以上だと思います。

 笑えるのは、診察室に散らばった、数匹のヒルが全部、医師の方に向かって行っていたこと。
 「**さん!一体これはどこで??」と医師が訊くので、「いやあ、公園ですよ、あそこの・・」とfanta。
 「公園って・・、こんなの子供が遊ぶ公園で・・?」と医師。
 「蚊と同じですよ。人の匂いで寄ってくるんです」(正確には動物の吐く二酸化炭素)とfanta。
 「初めて見ましたよ」と医師。

 「分からなかったんですか?」と医師。すると救急隊員が、「分からない。麻酔作用があるから」ってなことを言う。
 fantaのヒルは、お陰様で全部とれたけど、足は血だらけです。診察室の洗面台で素っ裸のまま足洗い。看護婦さんにバンソコウ付けてもらった。「靴下捨てちゃってください」と言いました。

 まあ、『怖かった』ってのは、この一連のホラー的な展開のことなんですけど、思いもよらず、男4人と女1人の前でfantaだけ素っ裸という露出体験もしたという、ホラー映画にありがちな、安っぽい色気(?)もあったというオチですかね?
 ああ、最初にfantaの目の前にポタリと落ちたヒルは、fantaの右手に付いていたヤツ。後から右手、血が出てましたから。気がつかなかったんですよ。ヒルの麻酔作用といろいろあって。

 この話ね、本当にゾーっとするのは、もしfantaの車が追突されずに、そのままうちに帰ってたら、fantaは、うちの中でも靴下ですから、寝るまで靴下履きっぱなしで、ベッドに上がって、寝る前にひとりで靴下を脱ぐ・・・。その時の自分を想像すると本当に恐ろしい。
 あとで、調べましたよ。あの地域はヤマビルで社会問題になってるところ。住宅の庭に出るらしいです。

 写真はイメージです。本文と関係ありません。

怖かった話   前編

kage

2012/06/27 (Wed)

teasingtuesday058.jpg  もう2年ぐらい前の話で、事故保険が関係してたんで、今まで話せなかったけど、もういいだろと思いますんで話します。

 ちなみに自動車事故は筆者(fanta)が運転し、信号待ちで停まっていたところに後ろからガッツーンと追突され、fantaは救急車に生まれて初めて乗ったってなことで、fantaには全く過失が無く、医療代も車の修理費も全部向こう持ち。

 話の本題はそこ(自動車事故)じゃないんですよ。この日(自動車事故に遭った日)は、3つぐらいの話が並行していて、全部言うと長くなるので、1つだけに絞ります。
 ただ、この3つぐらいの話は互いに絡み合っているので、別の話がちょこちょこと入ってくるけどご容赦ください。
 『怖かった話』はこの事故じゃないんです。怪我は肩こりぐらいで済んだ。車はバンバー、ペシャンコなったけど(直した)。

 この日はシトシトと雨が降っていた。プールに行こうとプールに着いたが、ネットで休館日をチェックし忘れで、休みだった。
 せっかく今日はカメラを持ってるんだから、そのままひとけの無いところに行って、セルフ写真でも撮ろうかと、森林公園の方へ。

 『前に撮った場所でいいところあったなぁ・・』とその場所を車でグルグル探すが、なかなか見つからない。
 ふと見ると、狭い坂道で、道路に丸い滑りどめがまぶされている道、『狭い道だがしっかりしてるのでどっかに出るだろう』と、その狭い坂道に入って、登って行きました。

 道路は舗装されてるが、普通自動車が通るのにギリギリ。左は山の崖(ブロックの壁だったような・・)、右は腰の高さぐらい白いガードレール。
 ガードレールの向こうは、ほぼ垂直の下への崖(ビル4階分ぐらいではなかろうか)。左右には側溝がある。
 つまり車体ギリギリでちょっとでもハンドル操作を誤れば、側溝にタイヤが落ちて身動きできなくなる。

 『まあなんとかここを切り抜ければ、開けたところに出るだろう』と思い、慎重に坂道を上がっていく。この時点では怖いとは思わない。どちらかと言うと戦闘態勢の心理ですね。

 ゾー!としたのはその後、坂道を上がり切ったところで、その先に道が無い。その先は、リンゴだか栗だかみかん(聞いたことないが)そんなような木が生えている林だ。

 途方に暮れましたよね。車運転する人なら分かるでしょうが、行きに坂道を側溝に落ちないようにギリギリで上がって来て、Uターン出来ず、このまま、バックで下り坂を戻ることがいかに困難であることか。
 車、運転しない人にも分かるように、詳しく言うと、まず下り坂のバックでは、「側溝が見えない」、「バックはハンドル操作で方向の微調整が大変難しい」んですよ。

 大抵こういう場所にはUターンのスペースがあるんだけど、ここには無かった。
 どうしたと思います。開き直りましたよ。
 『すぐになんとかしようとしたら側溝に落ちて最悪の結果になる』と思いましたね。
 じゃあ、せっかくだから、ここで降りて、写真撮ろうと思いましたよ。

 丁度、はるか下の道の水銀灯がこの坂の上まで照らしてる。デジカメの夜間モードでギリギリ写る明るさだ。
 坂道に車しっかり停めたまま、車の中で服全部脱いで、裸足になって、運転席側のドアを開けた。
 足元は側溝、右は腰までのガードレール、その先は垂直の崖だわ。これは怖かったですね。高所の怖さですね。一歩間違えれば素っ裸のまま落ちる。

 裸でカメラだけ持って、落ちないようにガードレールに体重預けて、車の前に出て、カメラを車のフロントに置いて、タイマーで2枚写真撮りました。
 3枚目を撮ろうとした瞬間、ふと見ると3mぐらい先、車の左前方1mくらいのところに、石塔があるじゃないの。あとで調べましたが、石塔とは供養塔、お墓、奈良時代、鎌倉時代からあるらしい。

 いずれにしても、「ヒッ!」って感じですよ。怖い状況の中ギリギリの事やってるところに、『これはバチあたりかも』な状態で、『さっさと退散すべし』と思わされましたね。
 すぐに車に戻って服を着る。と言ってバックは出来ないから、冷静に考える・・・。

 『あそこの少しのスペースまで前進し、あの木のところまで少しバックして、ハンドル切り返して、別の木のところまで・・』とか、微妙なUターンの計算をしましたね。石塔に絶対に当たらないように・・。
 ちょこちょこちょこちょこと車を動かして、やっと、下り坂に向けて車を前方にすることができた。
 あとは、側溝に落ちないよう下り坂を降りるだけ。
 バックと前進じゃ全然違いますよ。側溝は見えるし、ハンドルの微調整も効く。

 細い坂道を脱出して、普通の道路に出た。誉めてやりましたよ、自分の車を、「よくやった!」って、声に出したと思う。
 さて、この20分後に、追突、救急車、救急病院。
 「うわっーーーーー!」と、病院中に聞こえるような大声を出すことになったのは、この後なんです。これまで話したことが完全に関係してるんです。
 それが、この話のメインなんですが、思いがけず長くなりましたので、後半に続きます。

 写真は全く本文とは関係ありません。イメージですが林はこんな感じで、fantaも数分間はこんな感じだったのは確かですね。。

空港で麻薬で引っかかり”そう”になった

kage

2012/06/16 (Sat)

zei001.jpg  初めにこの話のオチまで全部言ってしまいましょう。誤解されるのもアレなんでね。

 成田の税関で、「この荷物に麻薬犬が反応しましたので調べます」と言われて、「はい」と言った途端、別の係員が、「申し訳ありません。誤解でした」と言う。
 いや、筆者(fanta)はさ、取調室に入って、素っ裸にされるのかと思って、ワクワクしたんですよ、一瞬。そのワクワク感も1分ぐらいで、取り消されちゃって、『なんだ・・残念だなぁ・・』と心底思いましたね。それだけの話。

 また、誤解の無いように、さらに申し上げておきますと、fantaは麻薬など運んでおりません、持っておりません。

 ただ、本当に麻薬犬が反応したというのであれば、思い当たることはある。
 先日のバンコクと某国の10日ほどの旅行、某国では2日間、過去に行っていなかった自然の場所を観光した。

 ”グレイトネイチャー”みたいな大自然の場所で、現地ガイドと歩いたりしたりした。客はfantaとアメリカ人の若い女性の2人だけ。
 道っ端にズラッとマリファナが自然に生えてる。もともと某国はそういうところだから、べつにfantaは驚かない。

 ガイドのにいちゃんが、マリファナをちぎって、我々に見せ、「これは何とかで、質が悪いんだ」ってなことを言う。

 「マリファナだろ?それ?」とfanta。にいちゃんはちぎった葉っぱと実をfantaに手渡す。
 「やったことあんのか?」とにいちゃん。「20年前な」と答える。
 「どうだった?」とにいちゃんが訊くので、「アイ・クドゥント・コントロール・マイ・スィンキング(考えがコントロールできなくなった)」と答えた。

 で、fantaの手に持った葉を「ガンジャ!(大麻の隠語)」と言って捨てたね。アメリカン女性が、「そうだよねー」って感じで頷く。

 まあ、その時に、fantaの手は洗わずに小さなリュックに触ったりしましたから、マリファナの匂いがリュックに付いたとしてもおかしくない。
 その匂いを4日後ぐらいに、成田の麻薬犬が嗅ぎ分けたって言うんなら、そりゃ優秀ですよ。誉めてあげたらよろしいです。

 今回のバンコク・某国10日間では、一切税関引っかからなかったですね。バンコクでも某国でも。この最終日、日本帰国の成田空港を除いて・・。

 成田はいつもそうなのか、税関のテーブルを通らないと出られないような感じだ。
 女性の税関員でしたね。その前のテーブルに、手荷物と、大きなリュックを置いて、パスポートを見せる。
 「バンコクからですね」、「はい」とfanta。

 そしたら、すぐでしたよ。男性税関員が、右横から来て、fantaに聞こえるようなささやき声で(ここがミソだと思うんですよね)、
「麻薬犬がこのリュックに反応したんで、検査室に案内するように」って言う。

 女性税関員は、すぐにfantaに、「麻薬犬が反応したんで検査室へご案内します」と言う。
 fanta麻薬なんて、持ってないですから、全然平気ですよ。
 『こりゃ露出冥利に尽きるわ・・素っ裸でしょ?』とワクワクしたよ。
 「はい!」って答えました。

 そしたら、すぐでしたよ。左横から違う男性税関員がfantaのところに来て、耳打ちするように「勘違いでした。申し訳ございません」と言う。

 『ちょっと待ってよ』と思ったね。「調べましょうよ!」ってハッキリ男性税関員に言ったが、「いや、そうおっしゃらずに」だって。
 「なんだぁ・・調べて欲しいんだけどなぁ・・」って言ったような黙ってたか・・。少なくとも気持ちはそうだよ。

 まあ、これだけの話なんですけど、どうもね、カマかけられたような気がするね。
 某国は大麻で有名だし、そこから帰って来た乗客・・。わざと聞こえるように「麻薬犬が反応」、それで対象者(fanta)の表情とか反応をどっかで見てたんじゃないの?

 ところがfantaの反応は、無反応。反応したとしてもプレジャー(喜び)ですからね。『こりゃダメだ』とすぐに「勘違いでした」となったんじゃないの?

 それにしても「麻薬犬」から「勘違い」まで短すぎですよ。もうちょっと妄想させて欲しかったよねー。半勃起ぐらいはさせて欲しかったね。
 まあ、一番いいのは検査室で隅々まで検査して欲しかったわ。なかなか出来る体験じゃないんだから。

 何も出なくても怒りませんって。リュックを麻薬犬に嗅いでもらって、反応したら「偉いねー」って誉めてあげて、素っ裸で麻薬犬と写真撮るよ。まあ、そこまでさせてくれるとは思わんけどね。

 写真はイメージです。本文と関係ありません。

 『男性性器を食べるイベント』の続報

kage

2012/06/08 (Fri)

hc.jpg  まあ、続報と言いましても、そのイベントの公式のサイトが出来たので、それを読んでの筆者(fanta)の感想です。

 公式サイトは、これ「HAM CYBELE OFFICIAL REPORT」です。
 まずちょっと、分かりにくいので、全く関係ないfantaが下記のように大枠を説明します。

 無性になりたいらしき理由で、自分で胸を溶かし、島根らしき病院で男性性器(陰茎、睾丸、陰のう)を切り取ったエイチシーさんという(性器切除当時22才の)画家が、先月5月13日に、まだ鮮度のある(切除は4月という情報があります)男性性器(陰茎、睾丸、陰のう)を、イベント参加者に自分で調理して、ふるまったというイベントがありました。

 阿佐ヶ谷ロフトでのイベント参加者は70人程度で、そのうち性器を食べたのは5人。その前にトークショーが行われたようです。このイベントは、すぐさま、ネット上に広がり、食べた人のブログレポートとかもあり、食品衛生法がらみで保健所が動いてそれをTVのニュースでやったもんだから、当サイト含め、増大な記事ができて、海外にもニュースが伝わったと・・。

manga.jpg  そんな中、満を期してかどうか、当事者の公式サイトが出来上がった。そんな感じでよろしいですかね?
 上記の公式サイトは、そのトークショーの内容の詳細と、主催者(?)からの『イベントを取り上げた非公式の記事』へ軽く批判が述べられています。

***************

 では、公式サイトを読んだ、感想ですが、まず申し訳ないですが、先に苦言を言います。
 公式であるならば、公式であるべき立場から、言葉を発するべきで、いきなり、上記の公式サイトを読んだ人は何だか分からんでしょうよ。

 まあ、”作成途中”だってことで、目をつむりますが、一体、誰が、いつ、どこで、何のために、そのサイトを発表してるの?
 インターネット初期にありがちな、自分本位の(自分だけ分かればよい)といったサイトに見えます。

 察するに、性器提供者のエイチシーさんが行ったことが、正確に伝わっていないので、自ら”公式”を作り、その中で、自らの主張を述べられたと・・。そういうことで、よろしいですかね?

 では、何故、エイチシーさんがおっしゃる”ゴシップ的な内容”(つまり性器を食べる)についてキチンと述べられないのでしょうか? ”作成途中”ってこと? それとも、そんなこと(つまり性器を食べる)は、”私の芸術とは関係ない”ってことでしょうか?

 まあ、いいですわ。fantaの感想を述べます。上記を含め、『青いな・・』と思いました。20代前半なら、さもありなんです。

 ゴシップ的取り上げ方をされるのは、至極当然。あって当たり前であって、それに対して、ブラックジョークであろうがなんであろうが、『公式な謝罪』や『訴訟の相談』などするということであるならば(公式サイトのリンクの説明より)、まず、ご自分の立場を明確にすべきでしょう。

 『東京別視点ガイド』さんは、少なくとも2万円払った客ですよ。なんの事実誤認や名誉毀損があるのか知らんが、第3者から見ると公式を読みやすくしただけのように思えますが・・。

 あの人肉食(あえてこの表現をします)イベントにおいて、エイチシーさん自身は、一体どういう立場なのか? 
 性を象徴する性器を切り取った理由は分かったよ。 じゃあ、なんで食べさせるの? 何故? なんで?

 fantaは前の項において、「これは究極の露出プレイだ」と評した。これはfantaがそう感じたんであって、実際は違うかもしれない。 じゃあ、なに? エイチシーさんが書いたと思われる文からは、”金のため”としか受け取れないんですけど・・。
 肝心の人肉食については、全くと言ってよいほど触れられていませんから・・。

 だったら、ゴシップ記事が蔓延してしかるべきでしょうよ。

***************

 エイチシーさんの描かれている絵は、fantaはちょっとすいません、分からないです。
 エイチシーさんとルームシェアしてるノンケの男性の漫画は面白かったです(いただいてまいりました)。『白黒とグレー』より。

 写真は、公式サイトがわざわざリンク先のウェブの写真を編集して画像として載せてるエイチシーさんと思われる写真。ご本人が多分、気に入っていると思われるので、こちらでも率先していただいてまいりました。イケメン(この言葉好きじゃないですが・・)だね。タイプだね。ああ、チンコ、もったいねぇ・・・。

夢の話 『ビール缶に札束が入ってた』

kage

2012/06/07 (Thu)

GTSSemyon2024L.jpg  忘れないうちに書くことにします。夢の話なんでどうでもよいので、飛ばしちゃってください。
 単に筆者(fanta)の日記、夢の記録です。

 今朝、こんな夢を見た。
 ビール缶(クチャクチャのヤツ)を飲みほして(ちなみにfantaは酒は飲まない)、缶をグニャリとちぎると、中から綺麗に折り曲げられた札束が出てきた。『二百万円はある』、と瞬間思う自分。

 『これはヒデが自分にプレゼントしたモノだ』と思い込んでる自分。
 ちなみに現実の話として、何故『ヒデ』なのかと言うと、昨日、昔のゲイ雑誌『薔薇族』を引っ張り出す用事があり、そこに書いてあったfantaの友人のヒデの文を見たからに間違いない。

 夢の中では、とにかく、この札束が幾らあるのか、人目に付かないように数えなければならないと思い、ビール缶からズッシリと札束を引き出し、それを手の中に隠しながら、札を数える場所を探す自分。

 なんか旅館のようなところで(ハッテン旅館?)、どの部屋も寝起きみたいな感じで、人がゴロゴロしている。どうもみんな自分の知り合いらしい。全員ゲイ?(と自分は思い込んでる)。

 唯一、人がひとりしかいない部屋は、8畳ぐらいのバーみたいなところだが、そこにいるひとりが、ホースで水をビチャビチャと天井から撒き散らし、とてもじゃないが落ち着ける場所では無い。

 『よし、自分の車に行って、その中で数えよう・・』と思い、外へ・・。外は昼日向。
 車が20台くらい停められるような、庭先の駐車場へ向かい、庭の細い砂利道を歩く自分。他にも車が停まっている。
 『車で数えても廻りから見えるな・・』と思った頃、目が覚めた。

 夢の中では、『二百万』とか思ってるが、あの札束のボリュームは、目が覚めて思い起こすと、三百万は軽くあるね。あの夢の中の感触は、間違いなく万札・・。

 さて、この夢は何か暗示してるんですかね? 分かる人いたら教えてほしい。
 現実に金をGETするのか、LOSTするのか? GETすりゃあ、いいんだけども、
 金欲しいから。
 何故ヒデなのかは(笑)だけど。 ひょっとして、ヒデ、今、大金持ちなのか? 3年ぐらい連絡取ってないな。

 写真は、Gay Teen Studioより。イメージです。本文とは関係ありません。

『男性性器を食すイベント』で思ったこと

kage

2012/06/02 (Sat)

loft459.jpg  旬の話題なんで、さっそく書くことにします。

 昨日のTVのニュースで、「人体の一部を食べるイベントが、東京阿佐ヶ谷であり、保健所が調査に入った」というニュースをやっていた。
 『一体これは何のことだろう』とさっそくネットで調べました。

 まとめると、人体の一部とは、男性性器のことで、島根の病院で自分の男性性器を切り取った男性が、それを料理してイベント参加者に食べさせるイベントにご自分で企画参加、出演したらしい。

 ネットの情報によると、6月3日に、この企画した男性(エイチシー氏)は、警察の事情聴取を受けるとのことだが、それで話が展開するかもしれないが、当『ファンタサイケダイアリー』では、この一連の第1報の内容で感想を述べてしまいます。

 「法的に問題あり」といった意見が出たため、このイベントに関して書いたブログなどが自主的に削除されているところが多いようですが、まだあるなら、当事者ではないが当事者のブログの写しということで、ここが写真など詳しい。
 また上記のブログの大元になった当事者(食べた人)のブログは、これです(魚拓のURLアドレスをクリックです)。

 そのイベントの告知は下記のようです。

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5月13日(日)
「Ham Cybele~世紀喫食会~」
性器を食す世紀のイベント。
【出演】エイチシー
【司会】マーガレット
【ゲスト】円奴、紅葉
【ブース】モダンフリークス
OPEN/START 18:30
前売¥4,000/当日¥4,500(共に飲食代別)
【VIPシート】¥20,000
【会場】 阿佐ヶ谷ロフトA 
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 まず、ちょっと、本題に入る前に、司会のドラァグクイーンのマーガレットってのは、筆者(fanta)の昔の友人、小倉東のことなら、こりゃびっくらだが、イベント後の報告にはマーガレットらしき人物は見当たらないし、司会も別の方の名前になってる。まあ、そりゃ、どうでもいいわ。

 とにかく、まずfantaが感じたことは、”大いにソソられた”ですよ。報告の文章読んでて勃起しましたね。これは何よりも、男性性器提供者のエイチシー氏が、写真を見る限り、fantaのタイプっぽいからです。

 タイプの男のチンコを食べられるものなら食べてみたいわ。これが率直な感想。この情報を事前に知っていて、エイチシー氏がfantaのタイプだとハッキリしてれば、2万円払ってたね。

 そして、これは究極の”露出”だと思いましたよ。それこそエキシビション(exhibition)。exhibitionには、風俗的には『露出プレイ』、一般としては、『展示会、公開』の意味がある。

 露出してるのは、エイチシー氏自身。自分の性器を会場の人たちに見せる以上に、食べさせるんだから。
 そして、食べた人(5名とのこと)は、エイチシー氏の性器をまじまじと見て、それを口に入れて、食べて、その人の身体の一部にしてしまうんですから。エイチシー氏を”飲み込んでしまう”ということですよ。

 ”カニバリズム”との論評が多くありますが、fantaはこれを究極の”露出プレイ”と捉えました。
 今回の第1報で、得られなかった情報としては、何故、島根らしき病院で、エイチシーさんの性器を切り取ることができたのか? 話によると”性同一性障害”だとはハッキリうたっていません。

 また、その切り取られた性器が、いつのモノなのか(つまり鮮度)がハッキリ分からなかったことです。
 今後分かってくるかもしれませんね。ただ、このイベント自体には事件性は多分無いと思われるので、これ以上の話は出てこないかもしれませんね。

・追記 エイチシー氏のツイッターによると、美容整形手術で性器を切り取ったとのことだが、医療行為としてそのようなことが可能なのかどうか、fantaとしては不思議に感じます。あと、イベント自体は、エイチシー氏が企画したモノではなく、エイチシー氏は10万円で出演したとのことです(あくまでもツイッターを読む限り)。
 いろいろ奥が深い(というかセンセーショナルな)事ですので、まだ何か出てくるかもしれませんね。海外メディアからも取材を受けてるとのこと。

 写真は、『(cache) 東京別視点ガイド : 食べログには絶対載せられないグルメレポ!人間の男性器を「性器喫食会」で食べてきました。』より。シェフの格好をして、自分の性器を調理するエイチシー氏とのことです。

『最後のバンコク』、その15~その28 を別ファイル2にしました.

東郷健

kage

2012/04/25 (Wed)

togoken.jpg  この『ファンタサイケダイアリー』では、只今、『最後のバンコク』を連載執筆中ですが、東郷健さんが亡くなられたというニュースが入ってきましたので、『号外』として、この文を書きます。

 東郷健さん自体を知らない人もいるでしょうから、長くなりますが、niftyのニュースをまるまる掲載します。

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元「雑民党」の東郷健氏が死去

2012年4月25日


 元「雑民党」代表で雑誌編集者の東郷健(とうごう・けん、本名健=たけし)氏が1日深夜、前立腺がんのため東京の自宅で死去したことが25日、分かった。79歳。兵庫県出身。葬儀・告別式は親族で済ませた。喪主は長男優(ゆう)氏。関西学院大卒。同性愛者や障害者らへの差別撤廃を訴える活動を展開。雑誌「ザ・ゲイ」編集長を務めた。衆・参院選挙や東京都知事選に立候補、落選したが、政見放送での過激発言で知られた。

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 文を長くしたくないので恐縮ですがザックリと言います。東郷氏が政見放送してた頃、ハッキリ言ってfantaはこの方を侮蔑していたね。fantaがまだ学生の頃ですよ。この人の出す本のセンスの酷いこと・・。障子から勃起チンコ突き出した写真集、何だこりゃ?と思ってましたよ(今から思うと石原慎太郎へのオマージュか?)。

 『この人はホモの地位を貶めている』と・・。2丁目ですれ違う時は、くねくねなよなよしやがって、石投げてやろうか・・なんて思ったりした。

 筆者(fanta)の東郷氏に対する見方が180度変わってきたのは、いつ頃だったろうか 90年代始めでしょうか? 東郷氏が空港で猥褻本取り上げられて、裁判起こして、1審は確か勝っちゃったあたりでしょうか?
 東郷氏の猥褻に対する解釈、それにまつわる名言に、『そりゃもっともだ!』と思ったもんですよ。

 そこら辺から尊敬に変わって来たね。2000年ごろだったか、週刊誌『週刊金曜日』で、『伝説のオカマ』という記事が出て、東郷氏の生き様が、よく表現されている記事だった。
 その記事は、ネットからもう削除されているようだが、そのタイトルを見るだけでも、氏の生き様が見えてくる(下記)。


・伝説のオカマ・東郷健 (1) 愛欲と反逆に燃える

・伝説のオカマ・東郷健 (2) 「人間が平等は、セックスを通じてでないとわかりにくい」
・伝説のオカマ・東郷健 (3) 「人と人が愛し合う行為のどこが、ワイセツなんやろか」

 2丁目の店、当時の『スタディ』に行ってみたいとも思ったが、ビビって結局行かなかったな。
 この人の感性の一部は確実にfantaの一部にありますよ。受け継いでるところありますよ。
 ご冥福をお祈りいたします。

写真は、Bar東郷健から。

『最後のバンコク』、その1~その14 を別ファイル1にしました.

最後のバンコク  その1 

kage

2012/03/11 (Sun)

moneyboy.jpg  仕事で某国に行く途中で念願のタイ国、バンコクに行って来ました。ちなみに仕事のことは一切言わないので、某国のことも一切言わない。どの国かも言いません(北朝鮮じゃないです)。

 バンコクはトランジット(経由地)で、2泊した。これは全くのプライベート、遊びです。
 久々のバンコク、確か5年半ぶりぐらい。そもそも海外旅行が5年半ぶりぐらいですから。

 「はぁ?『海外ゲイ旅行の勧め』とかウェブサイトやってて、5年半ぶりですか?」とお思いになるのも無理もない。

 筆者(fanta)がほとんど遠出していなかった理由は明白なんです。持病のいわゆる躁うつ病で出かける気力が無かったから、それと出るとそこそこ金がかかりますからね、出渋っていた。








 先月、そうも言っていられなくなってきたので、重い腰を上げたという訳です。で、どうせなら、バンコクで遊んで行こうと・・。
 まあ、fantaの感覚では当然でしょう。
 しっかり遊んでまいりましたが、何故、『最後のバンコク』かと申しますと、「もういいだろう・・」と正直思っちゃった。

 良かったですよ。しかし、fanta自身が枯れてきたんだと思う。ワクワクできないんですよ。病状のせいもあるかもしれないですけどね、まあ、そこらへん、やったこと全部、話そうと思う。自分の記録のためにも・・。

 面白かろうが、詰らなかろうが、2泊分、全部言います、と宣言して、「その1」は終わりです。

 近日中に続きを書きます。

 写真は、イメージ(拾い画)です。

「ファンタサイケダイアリー」過去記事は下記をクリックしてください

kage

2012/03/08 (Thu)

「ファンタサイケダイアリー」過去記事は、サイト形式の
http://fantaok77.x.2nt.com/fanta2011-2012.html
で、続けてご覧ください。

 ・余談 当初、過去のサイト形式の『ファンタサイケダイアリー』を、このブログ形式の『ファンタサイケダイアリー』に
 移す予定でしたが、『ファンタサイケダイアリー』は、2007年より始まっており、膨大な量になることを再認識しました。
 よって、ブログ  移行をあきらめ、2012年3月前の内容は、元のサイト形式の『ファンタサイケダイアリー』を調整し、
 fc2サーバーにサイト形式のまま 移し替えることにしました。

記・管理人fanta 2016年11月