東郷健
2012/04/25 (Wed)
この『ファンタサイケダイアリー』では、只今、『最後のバンコク』を連載執筆中ですが、東郷健さんが亡くなられたというニュースが入ってきましたので、『号外』として、この文を書きます。東郷健さん自体を知らない人もいるでしょうから、長くなりますが、niftyのニュースをまるまる掲載します。
********** 元「雑民党」の東郷健氏が死去
2012年4月25日
元「雑民党」代表で雑誌編集者の東郷健(とうごう・けん、本名健=たけし)氏が1日深夜、前立腺がんのため東京の自宅で死去したことが25日、分かった。79歳。兵庫県出身。葬儀・告別式は親族で済ませた。喪主は長男優(ゆう)氏。関西学院大卒。同性愛者や障害者らへの差別撤廃を訴える活動を展開。雑誌「ザ・ゲイ」編集長を務めた。衆・参院選挙や東京都知事選に立候補、落選したが、政見放送での過激発言で知られた。
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文を長くしたくないので恐縮ですがザックリと言います。東郷氏が政見放送してた頃、ハッキリ言ってfantaはこの方を侮蔑していたね。fantaがまだ学生の頃ですよ。この人の出す本のセンスの酷いこと・・。障子から勃起チンコ突き出した写真集、何だこりゃ?と思ってましたよ(今から思うと石原慎太郎へのオマージュか?)。
『この人はホモの地位を貶めている』と・・。2丁目ですれ違う時は、くねくねなよなよしやがって、石投げてやろうか・・なんて思ったりした。
筆者(fanta)の東郷氏に対する見方が180度変わってきたのは、いつ頃だったろうか 90年代始めでしょうか? 東郷氏が空港で猥褻本取り上げられて、裁判起こして、1審は確か勝っちゃったあたりでしょうか?
東郷氏の猥褻に対する解釈、それにまつわる名言に、『そりゃもっともだ!』と思ったもんですよ。
そこら辺から尊敬に変わって来たね。2000年ごろだったか、週刊誌『週刊金曜日』で、『伝説のオカマ』という記事が出て、東郷氏の生き様が、よく表現されている記事だった。
その記事は、ネットからもう削除されているようだが、そのタイトルを見るだけでも、氏の生き様が見えてくる(下記)。
・伝説のオカマ・東郷健 (1) 愛欲と反逆に燃える
・伝説のオカマ・東郷健 (2) 「人間が平等は、セックスを通じてでないとわかりにくい」
・伝説のオカマ・東郷健 (3) 「人と人が愛し合う行為のどこが、ワイセツなんやろか」
2丁目の店、当時の『スタディ』に行ってみたいとも思ったが、ビビって結局行かなかったな。
この人の感性の一部は確実にfantaの一部にありますよ。受け継いでるところありますよ。
ご冥福をお祈りいたします。
写真は、Bar東郷健から。
『最後のバンコク』、その1~その14 を別ファイル1にしました.
2012/04/11 (Wed)
・最後のバンコク その14 86番のパスポート・最後のバンコク その13 勃起ショー
・最後のバンコク その12 ひとりだけ浮いてるボーイ
・最後のバンコク その11 ダークルームでいい感じ・・
・最後のバンコク その10 ハッテンの実況中継?
・最後のバンコク その9 ゲイサウナの予定変更
・最後のバンコク その8 エッチの計画
・最後のバンコク その7 ホテルへ
・最後のバンコク その6 ヘロヘロでバンコク到着
・最後のバンコク その5 出国前のタバコと冊子
・最後のバンコク その4 成田空港
・最後のバンコク その3 チェックイン
・最後のバンコク その2 航空券
・最後のバンコク その1
●「海外ゲイ旅行の勧め」をご覧ください。
写真はイメージです。
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