映画感想、『プロメテウス』と『醜聞/スキャンダル』
2012/08/29 (Wed)
映画感想、『プロメテウス』と『醜聞/スキャンダル』
『プロメテウス』は、「エイリアン」などの名匠リドリー・スコット監督の新作、現在劇場公開中。『醜聞/スキャンダル』は、黒澤明監督、1950年の邦画。何故、この2本なのかというと何のつながりも無いです。最近、筆者(fanta)が見た映画2本というだけの話。
『プロメテウス』はうちの近くのシネコンで見ました。先にネットでの評判を見てしまったので、fantaとしては、同じ日に友人と行った神奈川県座間市の「ひまわり祭り(祭り自体は終了)」のついで。
『プロメテウス』ですが、友人は、「これエイリアンの焼き直しじゃん」と言ってましたが、まあ、fantaとしては、これは「エイリアン・ゼロ」ですね。ここら辺は事前に情報得ていてたんで、さほどがっかりしない。
どちらかと言うと、技術的に良くできてるなあと、好感を感じましたね。まあ、70点。
さて、黒澤明の『醜聞/スキャンダル』。これ、wowowで今、黒澤特集をやっていて、録画して見た。
黒澤作品は、中期、後期の作品はほとんど見ているのですが、『醜聞/スキャンダル』は初見です。
結果的に良かったですが、途中、『このシーンは長すぎるだろう』とか思うシーンが、3シーンぐらいあり、閉口しましたね。
驚いたのは、1950年当時とは思えない、モダンさと言うか、おしゃれ加減というか、まあ、ほとんどがセットでしょうが、終戦5年しか経っていない時代とは思えないほど洒落てるんですよ。それがとても意外でした。
当時は最先端の作風だったと想像します。
志村喬がこの作品の弁護士役を一番気に入っているとのことで、なるほど人間臭い役を生き生きと演じてる。
作品自体は、ヒューマンドラマと銘打たれているだけあって、まあそれ以上でもそれ以下でもないですね。
ラスト近くの三船のセリフ、「星を見た」云々が印象深い。ここら辺、脚本の力でもあるが、ドラマとして特に盛り上がるところもない。演出も競馬場のシーンとかところどころ冴えが見られるが、凡庸ともいえるところも多い。
まあ良かったですというところで、75点。
写真は映画ポスターより。
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