邦画2本、『桐島、部活やめるってよ』と『黄金を抱いて翔べ』
2013/05/02 (Thu)
DVDレンタルで直近で見た2本です。初め『桐島・・』貸し出し中で、『黄金・』を借りて、返しに行ったら、『桐島・』があり借りたというところです。2本とも大変良かったです。その”良かった”も相当レベルが高い。『黄金・』に主に話を割きたいので、先に『桐島・』行きます。
●桐島、部活やめるってよ
評判通り、いい作品ですね。各俳優、演出にソツがない。上手さを感じさせないほど自然。神木くんも魅せるが、神木くんが特出してないのも高評価です。
まあ、高評価のいろいろは、他の方がブログ等でおっしゃられているので、ここでは、筆者(fanta)なりに気になったところを・・。
神木くんが(意図せず?)オネエ走りになるシーン(ネットでは「オカマ走り」と言われてる)は、話の中身としては違和感ありですね。演出でああしたとはとても思えません。
もしくは”イケてない男子”の走りを演じたらああなっちゃった? 地が出ちゃったってのがホントのところじゃないだろか? 神木くん・・。
この作品、fantaも手放しでお勧め。次の1行、バレても問題ないネタバレあります。
本作観賞当初から、”桐島”という人物は、最後まで”役としては登場しない”ってことを知って見た方がよろしいと思います。その方がこの作品の本質を楽しめると思う。
「桐島、部活やめるってよ」という情報から広がる小さな波紋、大きな波紋、その波紋が間接的に引き起こす心の揺れのリアリティですよ。
●黄金を抱いて翔べ
妻夫木、浅野、溝端、桐谷、チャンミン(東方神起)、西田が、金塊強盗を企てる話。予告編のイメージとは全然違います。暗いすさんだ話です。それがとても良かったです。
後でネットの評で知ったのですが、チャンミン演じるモモと妻夫木演じる幸田との間に原作では同性愛的な心情があるとかないとか・・。映画でもこの2人のシーンはとても色っぽいです。
さて、他の人もどんな高評価をしているだろうとyahoo映評を見たらビックリ! ★ひとつの罵詈雑言ばかり。それに反発して筆者(fanta)は、思わずyahooレビューを書きましたよ。それはこれ。
まあ、この作品についてfantaが言いたいことは、yahooに書いたので、ここでは言いません。
が、ここまで、この傑作(あえて傑作と言います)が叩かれる訳は何なんだろう? 確かに話は分かりにくく、予告とイメージ違うなど、鑑賞者の期待を裏切る要素は有るが、目についたのは、井筒監督への誹謗中傷だよな。
fantaが学生時代、井筒監督がピンクの時代、セカンドだかサードだかの助監督の話がfantaに来て、『そんなもんたまらんわ』と思っていたfantaは、友人(ノンケ)にその話を廻しちゃったんですよね。
友人はその話を受け、井筒監督の助監督の現場を体験・・。相当非道なことをされたとのことで、後で文句タラタラでしたね、友人。
その後、井筒監督は公共物器物破損(つまり街で暴れた)だかで逮捕。とにかく紳士じゃない訳よ。その後、不注意でキャストを死なせてしまい、裁判、賠償金。在日系の映画製作会社からの支援、その会社の破産。並行してTVで吠える。まあ簡単に言えばヤクザな人、ヤクザな半生。そういうもんなのさ映画製作って。基本的には。
ここまで鑑賞者に攻撃されるのは、まあ簡単に言えば人徳が無いってことなんだと考えるしかない。
そういうヤクザに『ヤクザだ!ヤクザだ!』ってなに騒いでるんだろう?って感じですよ。集団芸術である作品は傑作じゃないか? 作品はそれが全てだろうよ。
写真は、『桐島、部活やめるってよ』と『黄金を抱いて翔べ』。
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